小児在宅リハビリと、しずくの取り組み
代表の澤野が、3月にセラピスト(リハビリ技師)さん向けの研修の講師を務めました。
この研修では小児に特化したリハビリや関わり方についてお話ししました。
小児の訪問看護では、
「リハビリを必要としていても人材不足によってリハビリを受けられない」
ということが課題のひとつになっています。
小児のリハビリに関心を持って参加してくださったみなさんに、
研修後『小児に関わるセラピストさんが少ない理由は何だと思いますか?』
という質問をしたところ
→教育課程や現場で小児のリハビリを学ぶ機会が少ない
→子どもゆえに言葉でのコミュニケーションが難しい、反応(本人の発言表情など)からアセスメントするのが難しい
→ご家族とのコミュニケーションが不安
とのご意見をいただきました。
小児に関わってみたいけど経験がなく不安、相談できる相手がいないなど、ハードルが高く感じられるようです。
この研修の感想も一部ご紹介します。
・子供が主語になるような関わりについて学べた。
・とてもためになりました。相談先を一つゲットした気分でほっこりしています。
・訪問看護に転職して小児に関わる事があると聞いて慌てて講義を受講しました。疾患の理解もまだまだ不十分で、どう進めて良いかもわからなかったので凄く参考になりました。
・今回の研修にて、小児の方の可能性、ゴールに向けて何がなんでも頑張るという気持ちを持つことが大前提だと思いました。また、家庭環境や地域の状況など訪問時では感じ取りにくいことも把握できるようにしていきたいと思います。
・お話を伺って本当に涙がでてきました。いつか小児に関わっていきたいです。
しずくでは、小児のリハビリ難民を救うために、スタッフが話し合い、ともに考えて活動する姿勢を大切にしています。
疾患の知識や子どもの反応の観察や評価、ご家族とのコミュニケーションの仲介など小児看護師ができるところも生かしつつ、リハビリの知識を持ったセラピストさんとともに、チームで子どものために取り組んでいきたいと思っています。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
しずく訪問看護ステーションでは、子どもたちやご家族に寄り添った看護やリハビリをやってみたいという熱意あるスタッフを募集しています。
小児特化の訪問リハビリに興味を持っているセラピストさん、見学も大歓迎です!
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